院長ブログ
海にある意外なアレルギーの原因
2022年7月17日|院長ブログ
7月10日は7と10で「ナットウの日」でした。納豆好きですか?
大豆の栄養素である繊維質、タンパク質、ビタミンE、イソフラボンが豊富であることに加えて納豆菌がつくるナットウキナーゼなどは血栓の予防になる成分を含んでいて、血管の病気を予防します。
スーパーに沢山売られていて、好んで食べる人は多いと思いますが、納豆アレルギーの人もいます。
最近興味深い報告があり、「サーファーは納豆アレルギーを持つことが多い」のだそうです。
納豆に含まれるポリグルタミンに反応してしまう人が、マリンスポーツをしている人の中で、サーフィンをしている人だけに有意に多いとの統計結果が出ました。
ウインドサーフィン、スキューバダイビングと比べて明らかにサーフィンをしている人が有意に反応を持っているそうです。
研究者によれば、海にいるクラゲなどの刺胞動物は納豆と同じポリグルタミンを産生するため、クラゲに刺されることが多いことで納豆アレルギーを発症してしまうのだとか。
食べ物のアレルギーの原因を問診するときには「あなたサーフィンしてますか?」と問診することも大事ではないか、と報告しています。
納豆アレルギーは珍しいですが、マリンスポーツと意外な関係があるんですね。
私の父も納豆が好きで、「納豆は混ぜれば混ぜるほどおいしくなるんだよ」と言いながら、納豆を食べるときは、30回くらい混ぜて食べていました。私はそれが信じられなくて、混ぜないで食べた納豆と、50回くらい混ぜた納豆と食べ比べたことがありましたが、味の違いがわかりませんでした。