院長ブログ
5月のタタキ
2021年5月2日|院長ブログ
5月はカツオのおいしい季節。
表面をあぶって、お醤油につけて食べるカツオのタタキは最高ですね。
以前、バイク仲間とツーリングで南国の土佐にカツオのタタキを食べに行ったことがあります。
カツオのタタキを食べるためだけにバイクを走らせる、というツアー。
私は「一杯のコーヒーを飲むためだけに、真冬の夜、100㎞の道のりをバイクで行く」
というような変なことにあこがれていた時代がありましたがなぜか
私のアイデアが共感を呼んで、20代の女の子も含めて、バイクの免許を持っている12人が参加しました。
旅程はというと、
西宮の港からフェリーに乗り四国へ。
二等客室は、移民船のザコ寝状態でした。汚れたTシャツ着て貧乏な格好の私たちも船内の風景に妙になじむ。
翌朝早く四国に上陸し、高知県の観光地を転々としたあと、ある料理屋で、土佐ならではのカツオのタタキを腹いっぱい味わいました。
その後四万十川を遡行し、四国の林道を抜けて、本州に戻ってきました。
人口のまばらな山中、3ケタ表記の国道は、林道と呼ぶにふさわしくそれこそ、ジャングルの中。
現代のお遍路さんは、菅笠のかわりにヘルメット、白衣のかわりにバイクジャケットですが、
バイクがコケないように、ひたすら前の路面に集中したおかげで 煩悩はふっきれました。