院長ブログ
年末の飲酒運転 取り締まり
2021年12月22日|院長ブログ
コロナ禍の年末ですが、忘年会もやらないところが多いかもしれませんね。
年の瀬の忘年会の時期、夜の長い時期になると、おまわりさんの飲酒運転の取り締まりを思い出します。
何年か前、12月のある夜(9時ごろ)、私がクルマで外出した時のこと。
渋滞の道路を避けて、ウラ道を迂回して運転していったところ、
道路の真中で待ち構えていた警察官に呼び止められました。
運転席に座っている私に
「すんませーん。ちょっと、免許証を見せていただけますか?」
おまわりさんは妙に愛想がいい。
私が免許証を見せた後、
「はーい、どうもありがとうございます。じゃあ、ちょっと息を吹きかけてみてもらえますか?」と警官。
はは~ん、飲酒運転の検査だな 酒気帯び運転の摘発だ
吐息の中に直接アルコールの臭気を嗅ぎ取るのが手っ取り早いのだろうか。
・・・
ちょっと考え込んでいる私に、けげんそうな声で警察官は続けた。
「あの、ちょっとだけ、ハアってやって息吐いてみてもらえます?」
私は少しためらった。
酒を飲んでいたわけではない。クルマに乗る前に食事をしたが、酒アルコールは飲んでない。
・・・
私をのぞきこんでいる警察官の声にいらだちが見えた。
「あのね、酒気帯び運転のチェックしてるんだけど、ちょっと息を嗅がせてもらえる?」
私は覚悟を決めて、胸一杯に空気を吸い込むとおまわりさんの顔に向けて、思い切り息を吐きかけた。
じつは・・・
クルマに乗る前、中華料理店でニンニクたっぷりのラーメンとギョウザ、
そしてニラもやし炒めを腹いっぱい食べてきた後だった。
「ハァーッ」
「ウッ・・・」
おまわりさんの小さなうめき声が聞こえた。