院長ブログ
新型コロナに(心を)やられた私
2020年3月1日|院長ブログ
コロナ・・・と言えば、ビール?
メキシコ料理といっしょに飲むコロナビールって最高ですね。ライムを瓶に入れて飲むのが粋だとか。
えっ? 「コロナ」違い?
コロナと言えば・・・ファンヒーター・・・ですね。寒い冬、すぐ暖かくなるのはいいですねえ。
えっ? 違う「コロナ」?
そうそう、コロナと言えば・・・「マークⅡ(ツー)」です。クルマの。
私の人生で初めて乗った自動車がコロナ・マークⅡなんです。私が4歳くらいの頃に父親が乗っていたクルマです。最近自分の小さい頃の写真で、コロナとツーショットの写真を見つけました。
私小さい頃から、動くものが好きで、親に言わせると、クルマに乗るのが大好きだったそうです。当時(昭和40年代)は小さい子供でも助手席(チャイルドシートもなく、もちろんシートベルトもせず)に乗せてもらい、目の前のフロントガラスの向こうの風景や、親が運転している様子をじっくり見ていたと思います。コロナに(乗せてもらうことに)夢中になっていた時代。
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子ども時代の話にもどりますが、私が小学生の頃には、私の母がはじめて自動車免許を取得しました。
母も働いていて、通勤のためでしたが、免許が取れたのが母もうれしかったようです。
ある日、私を助手席に乗せて運転する母が、映画のカーチェイスのように、わざと蛇行運転して父のクルマの後を追ってふざけていたことがありますす。そんな母は幸せそうな顔でした。
母と父で夫婦喧嘩をすることもありました。
そんなとき母は、クルマに乗って家出するのです。
ある時ケンカした後で私をクルマの助手席に乗せて家出しました。
クルマに乗って家を出た母は、どうするのだろう。
家から数キロ離れた田んぼのあぜ道にクルマを停めた母。助手席の私に一言も話すことなく、黙って悔し涙を流していました。
長い間泣いて、しばらく時間を過ごし落ち着いた頃、またエンジンかけて、黙ってUターンして深夜の自宅に戻りました。
クルマの中って自分を解放させてくれる別空間な感じがしませんか。