院長ブログ
肥やし
2020年6月21日|院長ブログ
6月ですが、朝晩はすっきりした空気で梅雨を忘れる日でしたね。休日の今日は畑に出て野菜の収穫をしました。

今年は鳥や動物に食われなかったので、割合いい収穫です。
先日は鶏糞を私の畑に撒いてきました。鶏糞は有機肥料で野菜の栄養分をたっぷり含んでいます。
鶏糞は文字どおり「ニワトリのクソ」ですが、ふつうは粉やペレットになっていて、まきやすく、においもそんなにしないのです。
ただ、自分がサボったせいで、袋に入った鶏糞を雨ざらしの状態でおいてしまったため、水分が鶏糞でドロドロに溶けました。自分が畑にまいた時には完全な「ニワトリのクソ」に戻っていました。
クサくて臭くて・・・

今年はまともなスイカが取れた
。
今でこそ野菜に応じた肥料が使われていますが、近世まで人糞が肥料として使われていたのを知っていますか?
人に寄生する回虫は、便に虫卵を出すので、人糞のかかった野菜を食して回虫に感染することが20世紀の半ばくらいまで当たり前に起こっていました。ほとんどの人は症状がないので、それはそれでよかったのですが、衛生環境が改善して、寄生虫が根絶される時代になると、こんどはアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患が増えてきたことから、寄生虫の感染はアレルギー疾患を予防していたのではないかという仮説があります(あくまで仮説です)。
寄生虫の中には「サナダ虫」(条虫)といって、(きしめんのように)平べったくて、やたらと長い(腸管に寄生し2~3m以上になるそうです)、サケやマスの魚介類に感染する寄生虫です。人間の腸管に寄生すると無症状なことが多いのですが、たまに肛門からお尻の先端が出てくる。
寄生虫の専門家に聞いたのですが、
「おしりから何か出てきました!」と言って、担当医が条虫を疑って、寄生虫の先生が呼ばれていくと、肛門からキシメンのようなものが出ている。このサナダ虫の頭は腸管の壁に食いついているので、虫の体をちぎらないように、鉛筆のようなものでそおっと巻き取る。

サナダ虫を巻き取る(イメージ)
うまく巻き取れれば、寄生虫が全部出てくるのですが、途中でちぎれてしまうと、残った頭の部分からまた体が伸びていくので、
「ちぎらないようにそおっと巻き取るんです」
と教えてくれました。