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院長ブログ

内視鏡手術

テレビで「神手術をするドクター」の特集やっていたのを見て、触発されて

使わないので捨てることに

使わないので捨てることにしました

昔私が使っていた内視鏡の鉗子を引っ張り出してきました。

病院勤務の頃は「この地域では婦人科内視鏡手術のスペシャリスト」と自負していましたが、

技術を磨いたわりに、お客さんの数が少なく、(公立病院で)宣伝もできないので、この分野で食べていくのはあきらめました。

テレビでも、自作の手術器具を開発した医師の話が出ていましたが、

内視鏡の腕を上げるためにいろんなことを私もやりました。

米を入れるケースに穴をあけ、鉗子を差し込んで、2本の鉗子を使って縫合の練習したりしました。

ケースの中でガンダムのプラモデルを作ったことがあります。

自分の開発した鉗子入れ(おもちゃのバットです)

自分の開発した鉗子入れ(おもちゃのバットです)

 

見えているけど思ったように動かないのでじれったい

40センチくらいある菜箸(さいばし)で自分の鼻クソをほじるような感覚です。

患者のためであることはもちろんですが、自分のスキルが上がるのって結構うれしいです。
病院時代に内視鏡で卵巣嚢腫の手術をした人が、妊娠されて、開業した私のクリニックに来ました。

手術の傷が目立たないので、喜んでくれていました。

でもお産が帝王切開になってしまった人もいました。

内視鏡だけで帝王切開ができればいいのに! (胎児を細かく切る、等しないと出ないので実際ムリです)

 

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