院長ブログ
内視鏡手術
2024年9月11日|院長ブログ
テレビで「神手術をするドクター」の特集やっていたのを見て、触発されて
昔私が使っていた内視鏡の鉗子を引っ張り出してきました。
病院勤務の頃は「この地域では婦人科内視鏡手術のスペシャリスト」と自負していましたが、
技術を磨いたわりに、お客さんの数が少なく、(公立病院で)宣伝もできないので、この分野で食べていくのはあきらめました。
テレビでも、自作の手術器具を開発した医師の話が出ていましたが、
内視鏡の腕を上げるためにいろんなことを私もやりました。
米を入れるケースに穴をあけ、鉗子を差し込んで、2本の鉗子を使って縫合の練習したりしました。
ケースの中でガンダムのプラモデルを作ったことがあります。
見えているけど思ったように動かないのでじれったい
40センチくらいある菜箸(さいばし)で自分の鼻クソをほじるような感覚です。
患者のためであることはもちろんですが、自分のスキルが上がるのって結構うれしいです。
病院時代に内視鏡で卵巣嚢腫の手術をした人が、妊娠されて、開業した私のクリニックに来ました。
手術の傷が目立たないので、喜んでくれていました。
でもお産が帝王切開になってしまった人もいました。
内視鏡だけで帝王切開ができればいいのに! (胎児を細かく切る、等しないと出ないので実際ムリです)