院長ブログ
カエルの歌が聞こえてくるよ
2024年5月26日|院長ブログ
カエルの鳴き声がする時期になりましたね。
先日どでかいヒキガエルが自宅近くの路上で死んでいました。
たぶん、クルマ(私のかも)にぶつかって、頭うったんだろう。
私は、小学生がやるように、道端の棒切れを拾って、カエルの体をつんつん突いて動かして、道端まズリズリと動かしました。カラスのエサになってくれることを祈ります。
うちの周りは自然豊かなイナカです。
そういえば数年前、カエルが絶滅するのではないか、というニュースがありました。教えてくれたのは、大学の同級生で環境庁の職員。
欧米ではある種のカエルが絶滅する奇病が発生。その原因はツボカビという真菌でそれが日本にも持ち込まれ、大変なことになった、というニュースでした。
カエルがいなくなると、生態系のバランスが崩れ、大変なことになるのでは、と心配されたのですが、その後アジアのカエルはツボカビに耐性があることがわかり、数の減少はみられなかったそうです。
カエルといえば解剖実習を思い出します。
医学部に入った時、学生は人体の解剖実習というのをするのですが、
私にとっては学生の時に受けた遺体の解剖よりも、10代で、高校でカエルの解剖をしたときのほうが、衝撃が大きかったです。
直前まで動いていてリアルだったからだと思います。
(死にかけてるのに、足が動くよ~ ぎゃー)
カエルは脊髄反射とか、簡単に実験に使われるのですが、この時のカエルの実験以降、
私は、なにかを「すぐやる」「すぐ決める」時に、「脊髄反射で」というフレーズを使うようになりました。
ラーメンにするか、フランス料理にするか聞かれたら、「脊髄反射で」ラーメンにする。
頼まれたことがイヤなことだと「脊髄反射で」断る。
脊髄反射だけで生きてれば、人生楽なんですが・・・