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院長ブログ

一周忌

私の母が亡くなって1年。 先日一周忌の法要がありました。

面倒と感じる法事ですが、しばらく話をしていない親戚も集まってきて、私も話をしながら昔の話を思い出してきました。

「覚えてるか”ター坊”」

私より10歳年上のいとこで、今や60代になった彼は、私が子供だったころの呼び名(正久(タダヒサ)なのでター坊)で呼びます。

私すでに50代後半のオジサンなのに「ター坊」ですよ!

(悪い気はしませんでしたが)

人は50代以降になると、子供も手を離れ、自分の行く末も案じるようになるのか、集まりやすくなるのかもしれません。

お坊さんの読むお経を聞き、手渡された経典の文字を目で追うのですが、この年になって初めて目にするような難解な漢字で、お経の最後の方では目がしょぼしょぼしてきました。

 

檀家の減少や、無縁墓地、住職の後継ぎの問題で、お寺の運営も大変なようです。

人々の心を救うのが宗教の本質だったはずが、現代では医学やカウンセリングが現代人の心を救っていて、

お寺はこれからどこへ行くのか。ohaka

自分が坊さんだったら、「明るい悩み相談室」や

若い男女の出会いカフェ」でもやってみようかな。

「精進料理+ダイエット合宿」

「瞑想と認知行動療法」とかいろいろアイデアはあります。

何年か前の夏、新郎が僧侶である結婚式の披露宴に招かれました。

200人も入る会場の新郎側は、坊さんばっかり。

丸いテーブルを囲んで、僧侶が数十人も座っているのは、壮観でした。

会場内は、照明を落としても、とても明るかったです。

私もそのとき、ゲストとして、スピーチを依頼されました。

ウケを狙って 冗談を言ったつもりでしたが、

ツルッとスベりました。

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