院長ブログ
骨盤ベルトをしていればよかったのに・・・
2021年8月8日|院長ブログ
骨盤ベルト
腰痛の改善にベルトやテーピングが有効と思いますが、このたび骨盤ベルトの巻き方について話を聞く機会がありました。
妊娠中は骨盤の関節が変化するので、腰痛を持っている人は多い。

骨盤とベルトの関係
スポーツ医学の理論などから、腰痛に近い場所を引っ張ったり、圧迫したりすることで、
自覚的な痛みは軽減すると思います。
しかし、ベルトがあれば腰痛のすべてが解決する、とは私思っておりません。
骨盤ベルトの特許を持つ、某社の説明によれば
「ベルトをすることで切迫早産の予防になる」
「開いた骨盤が閉まって、お尻が小さくなる」
「恥骨結合が開いてしまうのを、ベルトが予防する」
「冷えやむくみが骨盤ベルトで改善される」
「胎児のゆがんだ姿勢がベルトで改善される」
などと書かれていますが、ちゃんとした科学的実証がないので、私は信じていません。
うたい文句を信じて、高い値段を払って購入している、善良な人もいるので、一石を投じたい。
腰痛の要因として、見逃されがちなのは、
1)運動不足による筋力低下と
2)日常生活でのゆがんだ姿勢。
もちろんそれだけではありませんが
ベルトさえしていれば、腰痛すべてが解決する、というわけではない。
ベルトさえしていれば良い、というわけではない。
さて、私の医者人生の中で
ベルトさえ していればよかった、という経験もあります。
手術着は、ズボンをヒモで縛るので、あわてていると、手術中に緩んでくることがあります。
手術では、手洗いをして清潔になった手は、術野以外を触ることはできない。
長時間の手術で、体を移動させていて、手術用ズボンが緩んでしまって、困ったことがあります。
とうとう、直せないまま、自分のパンツが見えるくらいズリ落ちてしまいました。
「ひゃー」という声が、周りの看護師から上がりましたが、
若い看護師に直してもらうのは恥ずかしいので、自分より年上のおばさんの看護師に、ズボンをずり上げてもらいました。
真剣に手術していたので、私にとって、パンツが見えた程度のことは、どうでもよかったのですが・・・
後から考えると、
ベルトがあればよかった・・・