院長ブログ
花火
2022年8月28日|院長ブログ
8月27日(土)の夜。自宅の近くでドーン、ドーンと音がするので外に出ると、近所の「ゆめりあ」のあたりから花火が上がっていました。
市内5か所で行われた花火大会の一つでしたが、1時間近く、緩急つけて100発以上あがっていました。
このイナカでは、周りに照明や高い建物がないので、ひときわ目立ちます。美しいです。
しかしドーンと全身を揺さぶる花火の音は、ウクライナで戦争しているこのご時世、爆弾の音にも聞こえます。花火の音のような爆弾の音に不安を感じて生活するウクライナの人を思いました。
火薬の威力はすさまじい。
ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルは「平和利用してほしい」とノーベル賞を創設しましたが、私が小学生のガキだった頃には、近所のガキと爆竹やロケット花火で戦争ごっとして遊んでいました。人に向けて花火飛ばしてはいけない、と聞いていたにもかかわらず、50mくらい離れた相手の陣地向けて、発射角度を調整して、自転車の荷台からロケット花火を発射したり、捕まえたカエルの口に爆竹を入れて爆破してみたりと、今からすれば残酷なことをしていたやつもいました。
人間は平和を希望しながら、その一方で武力による誇示をしたがる、矛盾した存在だと、身に染みて感じます。
夏の時期、帰省してくる親戚の子たちとやる家庭向けの花火も好きです。
先日親戚の子と花火をしました。
線香花火をやるときには、親戚の子に「これはね、人の一生」と言って、線香花火の子供の頃、大人の頃、おじいさんの頃、と言ってウケをねらいます。
火花がバチバチ散っているのが若い大人の時期。それを過ぎると、火花は小さくなって中年、おじいさんになります。
私の持った線香花火ですが、火をつけて紅い球ができましたが、そこから火花を散らさずに、球がぽとっと落ちてしまいました。連続して2回。
「若くして死んじゃったよ」
人の生きざまみたいです。