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院長ブログ

台風

台風が近づいていて豪雨にで被害が出たところも多かったですね。

自動車に乗っていて、「前が見えなくなるほど」の豪雨に遭遇して通勤中に立ち往生したスタッフもいました。

昔と比べると ドッカーンと雨が降り出すパターンが多くなった気がします。

私の台風の被害は、たいしたことないんですけど、晴天が見えていたので外に干した洗濯物が、10分後には土砂降りでずぶぬれになってしまったことくらいです。

今回近づいている台風は沖縄のあたりまで変な向きに行っていて進路が予想しにくいですね。従来のように天気図の中で弧を描いて進んでいない。

地球温暖化の影響で台風の降らせる雨の量が増えているとも言われていますが、台風の被害は昔からあって、20世紀では伊勢湾台風(1959年) 枕崎台風(1945年) 室戸台風(1934年)などが大きな洪水や強風による被害を起こしています。

さて私が高校生の(磐田南高校)の頃の話です。

山岳部に所属していた私は夏山登山で仲間20人と南アルプスに一週間の山行をしていました。

赤石岳 聖岳など3000メートル級の山々をめぐるルートでかなり奥深い場所です。

山の高いところを移動中に台風が来て、被害を避けようと下山するルートを変更中、

別の台風にまた襲われるという、稀な経験をしました。ダブル台風です。

台風は一度過ぎれば天候回復するものですが、この時は一難去ってまた一難で、すぐに別の台風に襲われ、ひたすら雨の中を歩き続ける山行になりました。

台風の中、連日、テント設営から食事の支度まで屋外でしていたので、冷えて、濡れていて、疲れ切っていたのでしょう。

崖の岩場で、私のすぐ後ろを歩いていた同級生が滑落事故を起こしました。私も一部始終を見ていたのですが、重いリュックサックを背負った同級生が、人形のようになすすべもなく崖を転げ落ちていくのを、ぼう然と見ているしかありませんでした。

歩いて40分くらいのところにある山小屋に救助を求め、滑落した彼は重症を負い、ヘリコプターで搬送される事態となりました。

雨の登山の写真

ふもとの山小屋にたどり着いた私たちも、下山ルートの道が土砂崩れで封鎖されてしまい

数日間山小屋のある場所に閉じ込められてしまいました。

地元からの救援のめどが立たない中、少ない残った食料を分け合って食いつなぐことにしました。

退路を断たれ、食料がいつまでもつかわからず、心細い時間が続きました。

が数日後、幸い災害救助法が適用されて、私たち登山者も自衛隊のヘリコプターで救出されることになりました。

当時高校生だった私は「すげー、自衛隊のヘリに乗せてもらえるなんて、初めてだよー」

と興奮してしゃべっていたのですが、顧問の先生に

バカヤロー、お前たちのために父兄も心配して救援活動始めるところだったんだぞ、どんなに心配させたと思ってるんだ!

と叱られました。この時ほど怒った先生を見たことありませんでした。

先生もよっぽど責任を感じていたのだ、はしゃいでいた自分たちも軽率だったなと、今にして思います。

自然をなめてはいけないと思いました。

私は現在、人の出産にかかわる仕事をしていますが、お産も自然現象で予想外のことが起こり得ます。

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