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院長ブログ

甘草&カンソウ

コロナで中止となっていた各地のマラソン大会ですがほぼ2年ぶりに袋井市でマラソン大会が開催され、私も出場してきました。

いろいろコロナ禍での開催の苦労が見える大会でした。スタート直前まで走る人もマスクつけてください、とか人の密集を避けるため、1500mと10㎞とハーフ(21㎞)の出走時間をずらし、5グループくらいにわけてスタート時間を1分ごとにずらすとか、熱が出てないか出走前までオンラインで申告してください、とか。

ハーフのスタート時間が11時30分なのは意外でした。冬なのに結構暑かったです。

大会終わっても、密集を避けるためか、会場や出店がそそくさと片付けられていて、タイムの遅い私は、いっそう「居残り感」を感じるゴールでした。

マラソン日和でした メディアにインタビューされ「終わったらチキンラーメン食べます」と答えましたが実際食べたのは味噌ラーメンでした。

 

私は練習不足もあって、走った後筋肉痛になりそうだったのですが、予防にのんだ漢方薬の「芍薬甘草湯」はよく効きました。

筋肉のけいれんや筋肉痛に効果がありますが、この成分の「甘草(かんぞう)」は読んで字のごとく甘いのです。英語でリコリスと言って、昔からお菓子に使われていましたが、胃薬や風邪薬としても昔から使われ、医療現場では肝臓の機能改善薬としても使われます。分子構造が副腎皮質ホルモンと似ているので、ステロイドと似たような作用があります。

妊娠中にもこむら返りを経験する人は多いのですが、この芍薬甘草湯が効きます。生理痛にも効きます。子宮の筋肉の緊張を取ります。

「シャクヤク・カンゾウトウ」と呼びますが、いろんな薬草のミックスであることが多い漢方薬の中ではシンプルにシャクヤク(芍薬)とカンゾウ(甘草)だけのセットです。

読み方が似ているだけなのですが、ちょっと前「カンゾー先生」という映画がありました。戦時中のある開業医の話で、どんな病気でも「肝臓炎」と名付けてしまう医者を揶揄してつけられた名前です。

私の婦人科の診察でも、一般の人にわかりやすい表現をしようとすると「ホルモン・バランスの乱れ」と言って片付けてしまうのですが、じつは専門家の間ではこういう言い方をしないので、これって「カンゾー先生」と同じレベルだなあ、と反省の気持ちを伴って感じます。

マラソンのほうはなんとか完走(かんそう)できました。

完走・先生でした。

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