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院長ブログ

ダイコンを信じる

ダイコンできたズラ

ダイコンできたズラ

寒くなって大根がおいしい季節になりましたね。

ダイコンと言えば思い出す徒然草の一節があります。

「九州に押領使という役人がいたが、その人はダイコンを、すべての病気にきく薬だといって、毎朝二つずつ焼いて食べる事が長年の習慣になっていた。

ある時、武家屋敷の中に人のいない隙をみはからって、敵が襲って来て囲み攻めた所、館の内に武士が二人出てきて、命を惜しまず戦って、皆追い返してしまった。

たいそう不思議に思って、「普段はここに住んでいるように見えない人々が、このように戦いなさったのは、どういう人ですか」と尋ねた所、「長年頼みにされて、毎朝召されていたダイコンでございます」と言って消えてしまった。

深く信心を持っていたからこそ、このような功徳もあったのだろう。」(六十八段)

徒然草は鎌倉時代の有名な随筆ですが、これを読んだ少年時代から「ダイコンを食べるとなにかいいことがあるんだ」ダイコンを信じています。
お酒に酔って、余興でカメを頭にかぶって抜けなくなってしまった坊さんの話とかどうでもいいような笑える話に交じって、人生ははかないものだから大事に生きようというマジメな人生訓があったりして、私は徒然草が結構好きで、本棚に置いておいて、時々読み返します。

うちのダイコンです

うちでとれたダイコンです

さて、ダイコンを信じていると本当にいいことあるんでしょうか。

ダイコンの根の部分には、でんぷんの消化酵素であるジアスターゼが多く含まれていて、食物の消化を助けるとともに腸の働きを整えてくれる効果があります。

ジアスターゼにはまた、発ガン物質の解消をはじめ、解毒作用もあるそうです。

夏目漱石の作品「吾輩は猫である」にもジアスターゼが胃薬として使われるシーンが出てきます。三共胃腸薬は、ダイコンが胃によいという言い伝えをアイデアに製品化されたそうです。

ダイコンの葉の部分も豊富なビタミンC βカロテンを含んでいますので、料理をするときには活用をお忘れなく。

 

*
ちなみに大根役者という名称は「大根のようにあたらない(下痢しない)」ところからきているのだそうです。

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