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院長ブログ

花粉症とマスク

クシュン、クシュン。ズルズル

今年も花粉症の季節がやってきました。
今年は診察室に来る人はみんなマスクをしていますが、鼻水をすする音で花粉症とわかります。

今年は花粉の量も多いらしい。

kahun

目の粘膜、鼻の粘膜にスギ花粉がつくことによっておこるアレルギー反応ですが

アトピー性皮膚炎や気管支喘息とともに、こうした免疫異常は現代の大きな謎ですが鼻詰まり、鼻水、くしゃみなどの症状を抑えるためには抗ヒスタミン剤がよく効きます。

花粉症のシーズン前から飲んでおくといいらしい。眠気の副作用が抑えられた第二世代が良いです。

ステロイドのスプレー剤も効果あり、最近のガイドラインでは第一選択になりました。

また、減感作療法といって、直接スギ花粉の成分を皮下や舌下に投与して、だんだん花粉の成分に体を慣らしていく方法もあります。長期間、何回も通院する必要があります。

手術的に、鼻の花粉の付着する粘膜の部分をレーザーで焼いてしまう方法もありますが、できる医者が少ないのと焼き加減が難しいのがネックらしい。

花粉症予防のための方法をいくつか挙げてみます。

1.息をする時は鼻呼吸で

現代人は口を開けて呼吸している人が多い。
口を開けているとスギを含めた抗原物質が直接気道や肺に送られ、アレルギー反応を起こしやすくなるという説あり。鼻毛でブロック。

2.鼻の洗浄をする

空気中のゴミや抗原物質がまずひっかかるのが鼻の粘膜。
外から帰ったら、鼻に水を通して洗浄する。うがいより効果的かもしれない。

3.発酵食品を多く摂る

人はもともと、雑多な微生物と共存していました。
ヨーグルトを摂取するとアレルギーの発生率が低下することは知られていますね。
発酵食品により腸内フローラ(細菌バランス)を改善し、Th1(ヘルパーT細胞)とTh2のバランスがとれた状態にするとアレルギー疾患の改善につながります。

4.寄生虫を飼う(半分冗談

発展途上国の人や昔の日本の人にアレルギー病がなかったのはお腹に寄生虫を飼っていたからだと元東京医科歯科大学の藤田博士は言っていました。

寄生虫に対するIgE抗体が産生されることで、花粉へのIgE産生が抑えられる。

たしかにギョウチュウ、回虫、サナダ虫など、寄生虫が一斉駆除で日本から消えていった時期と花粉症などアレルギー病が増えてきた時期は見事に一致します。(半分本気です)

 

***

マスクしてるのが当たり前になった日常ですが、マスクのデメリットもいろいろあります。

声がはっきり聞こえない、とか表情がわかりにくい、とか。

オンライン診療もコロナ禍で注目されてきました。

私も自費のピルの処方などでオンライン診療をやっていますが、期待されるほど便利なツールではありません。「電話で再診する」ことが保険診療で以前から認められていましたが、スマホを利用して行うオンライン診療は、「電話」に毛が生えたようなものです。リアルの診察にとってかわることはないと思います。

先日も、オンラインのピル処方で、患者さんの一人がマスクをしていました。診察を受けるときに「マスクを外してください」というルールはないのですが、その時まで、オンライン診療でマスクをしていた人はいなかったので、慌てました。

自分も、診察室で患者の話に同調したり、反応を示すときは、目と眉の動きをちょっとオーバーにして感情表現するようにしていて、眉の上げ下げを強調しています。

笑っている・・・つもり

困っている顔のつもり

ビックリした顔・・・のつもり

でも マスクしちゃったら表情伝わらないよなあ・・・

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