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院長ブログ

ウズベキスタンの思い出

アフガニスタンはタリバン政権が返り咲いて、女性を差別する政策をとっていることで非難を浴びています。

テレビのニュースを見ると、20年前のアフガニスタンと変わってないな、と思いました。

私がアフガニスタンに行っていた時のことを思い出します。

 

当時私は医療NGOに所属して、アフガニスタンで活動していました。

現地アフガンに、北から入るルートとして、ウズベキスタン経由があります。

アフガンは生活の厳しい場所なので、そこへ入るための首都タシケントにオフィスを借りて

3か月に一度の休暇を過ごしたり、必要物品(アルコールも含め)を購入していました。
このウズベキスタンに、日本からはじめてやって来た時は

旧ソ連の街並みを見て、(なんだか古臭い国だなあ)、と思ったのですが

その後しばらくして、暑さとホコリと、危険にまみれたアフガニスタンから帰ってくると、

(天国のようにすばらしい国じゃないか?)

と感動します。
アフガンからウズベキスタンに入国後は気兼ねなくビールが飲めるし、

(アフガンはイスラム原理主義なので、アルコールをのむと捕まる)

半そでのワンピースを着た女性が素肌を見せて歩いている

(アフガンは、女性は顔をすっぽりかぶって歩いているので、街では女性の顔や素肌を見ない)

のが新鮮に感じられます。

「おらは死んじまっただ~」という歌が昔ありました。

天国よいトコ 一度はおいで 酒はうまいし ネエちゃんはキレイだ」

というふざけた歌がありましたが、

まさにその天国のような感じがいたしました。

この国の周辺はシルクロードの昔から文化の往来の多かった土地で、

らくだの隊商(キャラバン)による交易の街として栄えました。

古くはチンギス・ハンの領土となりその後チムール帝国が栄えました。仏教遺跡も数箇所に見られます。

中央アジアの中でこうした古くからの遺跡が一番残っているのが

ウズベキスタンで、サマルカンドやブハラの遺跡は世界遺産として有名です。

ウズベキスタンの乾物市場

ウズベキスタンの乾物市場にて

面白い思い出があります。

 

ウズベキスタンの休暇に

二日がかりで行くサマルカンドまでの観光タクシーを探したところ、

 

「安い料金で行ってやるから、英語の通訳付きでどうだ」

と現地語しか話せないタクシー運転手(40代男性)に提案されました。

 

「ああ、いいよ」と私が承諾すると、

「これが通訳、うちのカミさん」

と言って、自分の奥さん(30代)を連れてきて私のタクシーに同席させました。

この運転手、どうも、奥さんを観光に連れて行きたかったらしい。外国人を運ぶついでに

運転手と助手席に私、後部座席に奥さんの3人で、二日がかりで首都と観光地をタクシーで回ってきました。

窓から見える風景は、半分砂漠のような乾燥した地域で、ゆるやかに起伏する土地をうねうねタクシーで走りました。

道中、この奥さん兼通訳と、ヘタな英語が通じたので、道中退屈しなかったのですが、、

運転手はずうずうしいやつで、宿泊先についた夜も

「うちのカミさんの宿泊代 払ってよ」(と夫が言っている、と通訳の奥さんは私に説明した)

などと言って、私をイラッとさせました。

観光先では、私は集合時間までほったらかしで、運転手夫婦は新婚旅行のようで楽しそうにあちこちを巡っていました。

 

 

 

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