院長ブログ
牛乳
2023年1月25日|院長ブログ
牛乳をつくるのに経費が上がって酪農家が困っている、というニュースを最近目にしました。
牛乳の生産量が減るとしたらもったいないことです。余ったらチーズに回すとか、そんなに簡単にいかないらしい。
牛乳は貴重な飲み物。最近私は牛乳が良いと思って、毎日飲んでいます。牛乳は安価で効率よくにタンパク質が摂れます。
牛乳に多く含まれるホエイプロテインは筋肉の質を維持するのに良い。筋トレ効果があがります。サプリメントから摂取するより安いと思います。将来認知症のリスクを下げる食品には、緑茶、大豆食品、DHAを多く含む魚、と並んで乳製品があります。
生まれた赤ちゃんの栄養にはお母さんの母乳が欠かせませんが、うまく出ない人には牛乳から作られるミルクも良いと思います。本来、母乳は栄養があり免疫物質も含まれていて、赤ちゃんには良いものですが、現在売られているミルクも、牛乳のネガティブな部分を最小化しているので、許容できると思います。
人の母乳をネットで販売していた問題も数年前、話題になりました。細菌の混入が疑われていて、質が悪いことが問題になりました。得体のしれないところから購入するところが問題なのですが、昔は「もらい乳(ちち)」と言って、母乳が出る他のお母さんから母乳をもらっていた時代もあったので、提供者が分かっていれば悪いものではないと思います。
数年前、液体ミルクの販売が許可されたとニュースでありました。液体ミルクはお湯を作って溶かして調整するという手間がいりません。震災の時に避難所で使うなどに需要があるとのことで日本でもやっと認可されることになりました。消費者にとっては使いやすいのですが、値段も高くなります。乳業会社の人に話を聞いたのですが、認可された業者以外の会社では、消費期限が短くなり製造コストもかかり利益も出ないので、あまり販売に積極的ではないとか。
話は変わりますが、昔私が勤めていた、ある病院の小児科では、忘年会の恒例行事として、
「哺乳瓶からの早飲み大会」がありました。
いい年した大人たち(看護師やドクター)が真っ赤な顔をして哺乳瓶をチュパチュパ吸っている姿はなんとも微笑ましい。
哺乳瓶に入っているのはビールでした。
ビールの哺乳瓶イッキ。結構 酔いが早く回ります。