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院長ブログ

麻薬

アメリカでは麻薬性鎮痛剤の乱用が問題になっているらしい。

モルヒネをはじめとする麻薬性の鎮痛薬は、欧米と比べて日本では使用量が少ないといわれていました。

ガンの末期の患者さんの痛みをとるため、「もっと使いましょう」と私の勤務医の頃には言われていたのですが、最近では使いすぎて問題になっているようですね。

麻薬性の鎮痛薬は届け出をした医療従事者のみ所持が認められるのが麻薬で、管理が厳しいのです。

なぜかというと、常習性があるからです。気持ちがいいらしい。

ペンタジン鎮痛剤を使い続けて、やめられなくなってしまった人がトラブルを起こすことが昔は時々ありました。

私が研修医の駆け出しの頃です。

深夜の救急当直は、研修医二人で対応するのですが、あやしい患者がやってきました。

「他の病院で鎮痛剤を使っていたが、急に行けなくなった、痛みもひどくなったので、かわりにこの病院で鎮痛剤を打ってほしい」

と、医師でなければ処方が許可されていない、麻薬に近い鎮痛剤を希望するのです

研修医は、患者の言われたとおりに鎮痛剤を打つのですが、

後から先輩の医師に聞くと、鎮痛剤を常に求めてやってくる患者だそうで、ブラックリストに載っているらしい。

事情をよく知らない研修医しか待機していない、病院の深夜の時間を見計らって、患者は現れる。

ペンタジン(ソセゴン)中毒なのですが、気の弱い研修医が患者の勢いに気おされて、打ってしまうと、

後で「打てません」「どうして打ってくれないんだ、前は打ってくれただろ」

とトラブルになることが多く、問題になっていました。

6月は研修医が病院の救急にデビューするシーズンで、初々しい医者があふれるのですが、

こういう中毒患者への対応も、研修課題の一つでした。

さて、うちのクリニックでも麻薬の管理は、金庫に入れてしっかり管理してます。

しかし、ダイヤル錠にしてしまったのが災いで、簡単に取り出せないことがわかりました。

「右に52を3回、左に26を2回 右に38を1回・・・」などとやって開けるダイヤル錠なのですが、

私がやると、いつも開きません!動かし方が悪いのか。

先日、使いたい時に、開かなくて困ってしまいました。

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