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院長ブログ

骨盤ベルトをしていればよかったのに・・・

骨盤ベルト

腰痛の改善にベルトやテーピングが有効と思いますが、このたび骨盤ベルトの巻き方について話を聞く機会がありました。

妊娠中は骨盤の関節が変化するので、腰痛を持っている人は多い。

骨盤とベルトの関係

骨盤とベルトの関係

 

スポーツ医学の理論などから、腰痛に近い場所を引っ張ったり、圧迫したりすることで、

自覚的な痛みは軽減すると思います。

 

しかし、ベルトがあれば腰痛のすべてが解決する、とは私思っておりません。

 

 

骨盤ベルトの特許を持つ、某社の説明によれば

「ベルトをすることで切迫早産の予防になる」

「開いた骨盤が閉まって、お尻が小さくなる」

「恥骨結合が開いてしまうのを、ベルトが予防する」

「冷えやむくみが骨盤ベルトで改善される」

「胎児のゆがんだ姿勢がベルトで改善される」

などと書かれていますが、ちゃんとした科学的実証がないので、私は信じていません。

 

うたい文句を信じて、高い値段を払って購入している、善良な人もいるので、一石を投じたい。

腰痛の要因として、見逃されがちなのは、

1)運動不足による筋力低下と

2)日常生活でのゆがんだ姿勢。

もちろんそれだけではありませんが

ベルトさえしていれば、腰痛すべてが解決する、というわけではない。

ベルトさえしていれば良い、というわけではない

 

さて、私の医者人生の中で

ベルトさえ していればよかった、という経験もあります。

手術着は、ズボンをヒモで縛るので、あわてていると、手術中に緩んでくることがあります。

手術では、手洗いをして清潔になった手は、術野以外を触ることはできない。

長時間の手術で、体を移動させていて、手術用ズボンが緩んでしまって、困ったことがあります。

とうとう、直せないまま、自分のパンツが見えるくらいズリ落ちてしまいました。

「ひゃー」という声が、周りの看護師から上がりましたが、

若い看護師に直してもらうのは恥ずかしいので、自分より年上のおばさんの看護師に、ズボンをずり上げてもらいました。

真剣に手術していたので、私にとって、パンツが見えた程度のことは、どうでもよかったのですが・・・

後から考えると、

ベルトがあればよかった・・・

 

 

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