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院長ブログ

妊娠中の体調

マタハラという聞きなれないコトバが出現してきたのは、かなり最近です。

マタハラとは「マタニティ・ハラスメント」のこと。妊娠や出産にともなう問題です。

私は妊婦さんが休みをとれる診断書や、母性健康管理カードを書く立場でもあり、

妊娠・出産する女性従業員の雇用者としての立場でもあるので、両者の葛藤がわかります。

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マタハラの問題は決して終わらない。

妊娠中の体調には個人差が大きいです。

妊娠の終わりまでつわりでしんどい人もいます。仕事にならないほど体調が悪い人がいる一方で、つわりをまったく経験せず、普通に働ける妊婦さんもいます。

仕事がきついことで流産することは、稀ですが、流産を仕事のせいにする人は多いかもしれない。

一般に思われているように、重いものを持っただけで流産することはありませんが、何もしていなくても流産は妊娠初期の15%に発生します。

正常の妊娠でも妊娠期間中に出血する(少量を含めて)ことは実際よくあります。

正常の妊娠でも、おなかの張りや痛みを自覚することはよくあります。

ただし、本人の不安な気持ちや理解されないつらさをくみとってあげる心遣いは誰にも必要なことでしょう。

妊娠中の体調についてはいろいろな妊婦さんがいますので、20年以上産婦人科医をやっている私でさえも、驚かされることがあります。

出産まで妊娠したことに全く気づかず、陣痛が来て初めて妊娠とわかった、という人も稀ながらいるのです。

そういう事例は私の経験から、

1)妊娠かもしれないとウスウス感づいていたが、バレると大変だし、騒ぎになるから気が付かないフリをしていた人。

2)知能の低い人で、なんとなく妊娠してしまい、どうしたらいいか考えもせずになんとなくお腹が痛くなってきた人。

3)知能は正常だが本当に妊娠に気付かなかった人。

の3タイプです。

陣痛が来るまで、妊娠していることにまったく気が付かなかった、という人も何人かみたことがあります。

たとえば、ある女性は、

「朝、腰が痛くなってきたので、病院の整形外科に行きました。

医者が腰のレントゲンの写真を撮ったところ、骨盤の中に産まれそうな位置の胎児の骨格がうつっていたので先生があわてて、産婦人科に紹介」されたという人がいて、その日にお産になりました。

とぼけていたのか、本当に知らなかったのか・・・・

 

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