院長ブログ
リターンライダー
2022年8月21日|院長ブログ
最近クルマやバイクが手に入りにくくなってませんか?
バイクの中古車サイトを見ると新車と同じくらい高くなっていてびっくりしています。
高くて買えないのですが、買っているのは、私と同年代の50代の男性が多いと聞き、二度びっくりしました。
彼らは「リターンライダー」と呼ばれ、若いころ乗っていて、家庭ができた時にバイクを手放していたが、子供が成人したので、またバイクに乗り出した人々です。
移動の道具以上に、バイクに夢とロマンを抱いているのは私と同じかもしれません。バイクが印象的な映画のいくつかがあります。
映画の冒頭で、バイクのキックペダルを踏み込んでエンジンがかかるシーン。
「アラビアのロレンス」という映画は
砂漠の部族に味方してトルコと戦ったイギリス人の軍人T.E.ロレンス大佐の半生を描いています。
砂漠の壮大さと、自分の理想に向かって生きるストイックな男の純情さが印象的な映画でした。
最近リメイクされましたが、トムクルーズがカワサキのバイクで戦闘機に併走して滑走路を走る「トップ・ガン」、
そして夢を求めてハーレーに乗ってアメリカじゅうを旅する「イージー・ライダー」です。
*
さて、夢はいいのですが、バイクに乗らないでいた時間が長くて、
私のバイクついにエンジンがかからなくなってしまいました。しかもサビだらけです。
これでは映画の主人公にはなれません。
今回バイク屋で修理をしてきました。
自分が20代だった頃と違って、今の若い人はバイクに乗らないらしい。
バイク屋には若い客は少なく、私と同年代かそれ以上のおじさんライダーばかりでした。
「Easy Rider イージー・ライダー」ではなく
「いい爺(ジイ)・ライダー」ばかりです。バイクがこけたら、若い時のようにバイク起こせないかもしれません。