院長ブログ
自転車で北海道旅行した話
2025年7月23日|院長ブログ
北海道では40度近い暑さだとニュースに出ていました。
夏とはいえ、北海道はそんなに熱い場所ではないはず。
私は北海道を自転車に乗って旅行したことがあります。
41年前の夏です。
1984年。10代の終わりに自転車で日本一周旅行をしました。
寝袋とテントを自転車に積んで、野宿をしながら北海道に向かいました。
当時住んでいた茨城県から北海道まで、一週間かかりました。
マップルという地図帳をつんで、国道4号を北上、栃木、福島、宮城、岩手、青森へ。そこからフェリーで北海道の苫小牧にわたり、札幌~旭川~網走~釧路と回りました。
小樽からフェリーで本土の新潟に着くと、そこから信濃川沿いに長野県に行き、松本から天竜川の上流へ移動、そこから川沿いの道をたどって、静岡県西部の実家に戻ってきました。
全部で一か月かかりました。
今思い出しても、すごい移動距離です。一日100~160㎞くらいは走っていたでしょうか。
野宿をしたり、神社、学校、橋の下に寝たりしてホテルや宿は使わず
全国の大学に進学した同級生(北は東北大、北大、西は京都、広島大)を訪ね、ついでに泊めてもらう、という作戦で、
ほとんど宿泊費は払っていません。
北海道では、見ず知らずの人に泊めてもらったりしたこともあります。
北海道って、旅人にやさしい土地柄なんだな、としみじみ思いました。
お金を払った宿といえば、ユースホステルくらいですが、安い分だけ人情を感じることができる旅でした。
この旅行、宿泊費はかかりませんでしたが、自転車を一日中こぐので、やたら食べる量が多く食費はかかりました。
1日5食くらい食べていました。

屈斜路湖で。日焼けした私です
日焼けで肌は赤銅色になり、足は丸太のように筋肉が付き、野人みたいになってしまいましたが(写真)、
小汚い自分をヒッチハイクで乗せてくれたり、
造園のバイトをさせてくれてお金をもらったり、
旅先で受けたやさしい心遣いは、今でも思い出します。
自転車旅行は高校生の頃に「大学生になったら、やってみたいこと」、の一つでしたが、「大学は何でもできるレジャーランド」と勘違いしていたので、
学業の成績は散々でした。