院長ブログ
火星人がやってきたというデマ
2020年3月4日|院長ブログ
アメリカでラジオ放送が始まったばかりの時代、「火星人来襲!」という報道(SFドラマで)を聞いて本当に火星人がやってくると思ったリスナーがパニックになり騒動を起こしたことがありました。
昨今のトイレットペーパーやマスクの売れ方はそんな感じです。
マスクも、WHOも積極的には勧めていない。世界的にはマスク信仰が強いのはアジア人だけです。
呼吸器感染症の予防の重要性からすると「手洗い>換気>・・>マスク着用」です。
「マスクさえあれば良い」ような風潮はどうかと思います。
うちのクリニックに受診する方も最近はマスクをしている人の割合がかなり多いです。
妊婦健診で受診したある妊婦さんに
「今日はカゼひいたんですかあ?」
と聞いたところ
「いえ、花粉症だもんで」
と言われ、次に来た妊婦さんに
「今日は花粉症の症状強いですかあ?」
と聞いたら
「いえ、コロナ肺炎の予防で」
と言われ
次に来た妊婦さんに
「今日のマスクは予防ですかあ」
と聞いたら
「いえ、カゼひいちゃったもんで」
と言われ、全然当たっていない私でした。
ちなみに私も仕事の間、最近マスクをしていますが感染予防、という目的以外にも
お産の仕事が朝入ってしまって、ヒゲを剃らずに外来に来てしまった時、とか
休憩時間にチョコを食べにいってしまい、においでバレるのを防ぐためにマスクをしていることがあります。