院長ブログ
生理ちゃん
2019年11月17日|院長ブログ
ある女性に「これ面白いよ」と渡されたマンガのタイトルが「生理ちゃん」
私婦人科医として、生理トラブルの相談にのっていますが、普通はあまり歓迎されていない。
月に一度来る。来る前にはイライラする。血を抜かれる。痛い。人によっては来ないと困る。普段は見えないところにおいておきたい。
こんなテーマがマンガになるのかと怪しく思って読み始めたのですが、読み終える頃にはハッピーで優しい気持ちになれる、というある意味すごいマンガでした。
この漫画15万部も売れ「手塚治虫文化賞」を受賞して、ついに今月映画も公開された
https://seirichan.official-movie.com/
そうです。
職場では一般の男性は、生理(月経)をよく知らない。このコミックがきっかけで職場や学校で理解が広がると良いと思います。
産婦人科医の私がむしろ問題だと思うのは、月経血をあまりにも毎日当たり前に目にしているので、何の感動もしなくなってしまったこと。
「生理中だから内診できませんよね」
と初診の患者に言われる時には、患者の意向に沿います。内診しません(ただ生理中でも、内診やエコーは可能です)。
生理について、意識的に何も感じないようにしている私ですが、このマンガでは感動をもらいました。