院長ブログ
イソジン
2020年2月9日|院長ブログ
新型コロナ肺炎がまだニュースで話題になっていますが、カゼ症状のウイルスを抑える薬はありません。
あくまで予防が大事です。
1)手洗い、2)マスク そしてうがいも。
私も患者さんの診察のたびにに手洗いします。数が多いので、石鹸で洗っていると手が荒れてしまいます。そこで基本水洗い+ときどきアルコールジェルをすりこんでいますが、寒い時期は皮膚が切れたりして困ります。「傷パワーパッド」で湿潤させながら治すと良いですよ。
マスクが今店頭からなくなっているというニュースを目にしますが、効果はあるのでしょうか。
ウイルスの飛沫はマスクの生地の網目よりは全然小さく、ほとんどの人は適切にマスクをつけていないので、飛沫を吸い込むのを予防する効果は、ないと思いますが自分の咳の飛沫をひろげない効果があり、物理的に手が口周辺に触れないようなバリヤになるという意味では良いです。

イソジン
そしてうがい。
風邪の時期うがい薬も勧められますが、うがい薬で有名なのが「イソジン」です

昔はカバの絵でした
イソジンは、成分名をポビドンヨードと言いますが、病院ではよく使われる消毒薬です。殺菌能力が高く、かつ人体への毒性が低い。茶色い色と独特の臭気があるのが特徴ですが、手術前の消毒などでも使用されます。
イソジンの色はチョコレート色に見えなくもないですが、ソースのようにも見えませんか?
昔、私がインドネシア滞在中に、病院で帝王切開の手術を見学したことがあります。
インドネシアでも、手術前の皮膚の消毒はイソジンで行うのですが、薬液の濃度が濃いのか、
私の目には「焼き鳥のタレ」のように見えました。
私が手術をしているドクターたちに、
「この消毒って、サテ・アヤム(焼き鳥)のタレみたいだよね」
と言ったらうけて大爆笑になりました。

wikipediaより
冗談好きなインドネシア人ですが、手術の時も冗談には敏感です。
冗談いいながら、ちゃんと手も動いて手術してました。