院長ブログ
春の山で昼寝
2020年3月22日|院長ブログ
暖かくなりましたね。
私は週末お休みをいただき、春の山を歩きに行ってきました。静岡県と愛知県の堺にある「湖西連峰」というところです。
久しぶりに山歩きで、山頂前では足が疲れてきて、頂上に着きやれやれと思っていたら、すぐ後に幼稚園くらいの子供たちが元気よくぞろぞろ上ってきました。
ヨボヨボのジイサンバアサンも歩いていて、初心者向けのコースです。
3月のこの時期 暑くもなく寒くもなく、虫も少なく、薄曇りで日差しも強くなく、歩くには最高の条件でした。
山頂の草むらにマットを敷いて昼寝をしてきました。
野外で昼寝は気持ちいい。
自然の中に身を置いて、日ごろ忘れていた五感の感性が目覚めた気がします。
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私は若い頃、野宿をしながら自転車に乗って、2か月近く、日本を旅したことがあります。
公園、橋の下、神社の境内、乗降客の少ない鉄道の駅、
夜間は物音に敏感になるので、公園で寝るなら、人影の少ないところにテントを張る。
朝になると、近所の人が面白がって声をかけてくることもありました。野宿のサイクリストに珍しがって声をかけてくるのは、おばさんだったり、女子高生だったり、女性が多い。
橋の下は、交通量が少なければ、雨をしのぐには良いところです。ただコンクリートの上に直接寝るので最初は痛いです。
神社は人が来るかもしれない。さらに他の寝場所と違って、幽霊が出そうでちょっと怖いです。
北海道の国鉄の駅は無人駅が多かったですが、真夜中の夜行列車のディーゼルエンジンのに驚かされることが多く安眠できず。
有人の駅舎の待合室にも泊めてもらいましたが、駅員に気兼ねしてしまい、安眠できず。
それでも、だんだんと無銭宿泊の生活に慣れ、友人宅、ユースホステル利用等でかなり安い旅行でした。
野宿に慣れると、どこにでも寝られるという自信がつきます。
ただ、屋外の生活に体が適合してくると、逆に普通のベッドの上で眠れなくなりました。
コンクリートの上に段ボールを敷いて寝ている生活に慣れると、マットレスは背中が沈みすぎて逆に安眠できない。
旅行後しばらく、マットなしで、木の板の上に直接段ボール敷いて寝てました。